M151751
12/14
眼科ケア 2017年 秋季増刊眼科ケア 2017年 秋季増刊238どんな手術? 緑内障の手術は、眼圧を下げるための手術です。視力や視野を良くするためではなく、進行や失明を予防するために行います。手術の方法は、それぞれの患者さんの目の状態や生活様式を総合的に判断して決定します。手術の種類⿎線維柱帯切開術(トラベクロトミー) 目詰まりしている線維柱帯を切り開き、本来の流出路に房水を流す手術です。線維柱帯を切り開いた瞬間、静脈から血液が逆流し、前房内に出血します。出血が吸収されるまでの2日〜1週間は、すりガラス越しに物を見るように見えにくくなりますが、からなず吸収され、手術前と同じくらいの見え方に戻ります。患者説明シート緑りょく内ない障しょうの手しゅ術じゅつ3永田眼科看護師 荻野公子 おぎの・きみこ目詰まりしている線維柱帯を切り開き、本来の流出路に房水を流します。静脈シュレム管毛様体水晶体前房隅角線維柱帯トラベクロトミー房水の流れ※本シートは著者の施設における患者説明を元に作成しています。
元のページ
../index.html#12