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眼科ケア 2019年 春季増刊  217②霰粒腫・麦粒腫の処置5章●使用する器具 特別な器具は必要としませんが、ガラス棒、綿棒などを用いて、ステロイド眼軟膏を局所に塗布してもよいです。●よく使用される薬と処置の手順 プレドニンⓇ眼軟膏(プレドニゾロン酢酸エステル)、サンテゾーンⓇ0.05%眼軟膏(デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム)、ネオメドロールⓇEE軟膏(メチルプレドニゾロン・フラジオマイシン硫酸塩配合)などのステロイド眼軟膏を局所眼瞼皮膚に1日1〜2回塗布します。プレドニンⓇ眼軟膏(プレドニゾロン酢酸エステル)作用 外眼部および前眼部の炎症性疾患の対症療法(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、上強膜炎、前眼部ぶどう膜炎、術後炎症)に効果があります。禁忌 本剤の成分に対し、過敏症の既往歴のある患者さんには投与しません。また、原則として、角膜上皮剝離、または角膜潰瘍の患者さん、ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患、または化膿性眼疾患の患者さんには禁忌です。副作用 0.1%未満の頻度で緑内障、後囊下白内障が現れることがあります。頻度不明で角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症を誘発します。また、穿孔が生じることがあります。用法・用量 1日数回、適量を塗布します。

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