130151950
8/14

218  眼科ケア 2019年 春季増刊 チューブより約1cmぐらい出したステロイド眼軟膏を局所の皮膚面に塗布します。皮膚面から眼球に軟膏が付着しても心配はありませんが、余剰な軟膏はガーゼなどでサンテゾーンⓇ0.05%眼軟膏(デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム)作用 外眼部および前眼部の炎症性疾患の対症療法(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、上強膜炎、前眼部ぶどう膜炎、術後炎症)に効果があります。禁忌 本剤の成分に対し、過敏症の既往歴のある患者さんです。また、原則として、角膜上皮剝離、または角膜潰瘍の患者さん、ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患、または化膿性眼疾患の患者さんには禁忌です。副作用 緑内障、後囊下白内障が現れることがあります。角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症を誘発します。また、穿孔が生じることがあります。用法・用量 通常、1日1〜3回、適量を塗布します。ネオメドロールⓇEE軟膏(メチルプレドニゾロン・フラジオマイシン硫酸塩配合)作用 フラジオマイシン感性菌に適応のある薬剤です。外眼部・前眼部の細菌感染を伴う炎症性疾患に適応します。禁忌 本剤の成分に対し、過敏症の既往歴のある患者さんのほか、ほかのアミノグリコシド系抗生物質(ストレプトマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシンなど)またはバシトラシンに対し、過敏症の既往歴のある患者さんには投与しません。さらに原則として、角膜上皮剝離または角膜潰瘍のある患者さん、目に真菌、スピロヘータ、ウイルス、結核菌、原虫、寄生虫による疾患のある患者さんには禁忌です。副作用 非可逆性の難聴が現れることがあります。また、連用により眼内圧亢進、緑内障などが現れることがあります。用法・用量 通常、適量を1日1〜数回患部に塗布します。薬の使い方や注意点

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る