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2章眼鏡の基礎かわばた眼科 検査主任・視能訓練士 山城浩哉 やましろ・ひろやフレーム各部の名称 フレームは眼鏡レンズを眼前に正しく保つことでさまざまな光学的条件を満たし、かつ良好な装用が継続できるよう、各パーツが機能しています(図1)。フロント ブリッジとリム、智ちからなる眼鏡フレームの前面部の総称です。 フロントのゆがみや傾きがあると、正しく処方された度数でも左右のレンズの角膜頂点間距離の狂い、傾斜角の差、レンズの中心と瞳孔中心のずれによるプリズムの発生など、見え方や装用感に支障を来します。テンプル 丁ちょう番ばんから耳にかかる部分をいいます。左右のテンプルの幅、開きや傾きが適正に調整されていなければ、装用感の悪さやフレームのずり落ちが生じ、見え方にも影響します。智 テンプルにつながるフロントの両端の部分です。①眼鏡(フレーム)の構造と名称フロントテンプル丁番(ヒンジ)ちょうばんブリッジパッドクリングスリムモダンち智 図1  フレーム各部の名称24  眼科ケア 2019年 秋季増刊

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