検査の手順 「網膜の断層撮影」などの簡単な言葉で、検査について説明します。内部の固視点を確認してもらい、線が交差した中心の円を見るように説明します。固視目標は検者も確認しておきましょう。②検査の説明・固視点の確認 まずは患者データを入力します。ほんの少しの頭位の動きでも断層画面は大きくずれてしまうため、顎台を調整する際には、やや前傾姿勢になってもらい、検査中に顎が顎台から、額が額当てから離れないようにします。①患者データ入力・顎台の高さの調整 ⓐのアイコンで眼底画像のピントを合わせます。そして、画面右中央の断層画像の位置をⓑのアイコンで画面の中央から下方になるよう調整します。つねにこの位置で測定するようにします。⑤断層画像の位置合わせⓑⓐ⑥測定開始 「⑤断層画像の位置合わせ」が終わり、固視が良好であれば、画面右側中央の断層画像に、黄斑部の凹みが確認できます。測定前に一度瞬目してもらい、固視が安定したところで赤矢印のアイコンで測定を開始します。96 眼科ケア 2020年 春季増刊
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