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144  眼科ケア 2020年 秋季増刊い場合は「なるべく真っすぐ見てください」と伝えます。⿎眼瞼挙上 撮影時は必ず両眼の開瞼を促し、瞳孔領に上眼瞼が掛かる場合は軽く挙上します。無理な眼瞼挙上は涙液で画像が不鮮明になるばかりか、患者さんの負担になるため、必要最小限で挙上することがコツです。挙上は撮影のタイミングと合わせて直前に行いますが、撮影時間が長引くときは患者さんの負担を考慮し、いったん挙上を止めてまばたきを促します。まばたきが減ると角膜が乾燥してOCTの画質が悪くなることがあるため、検査中は適度にまばたきを促します。手順❺機器操作と声掛け/結果の確認⿎機器操作:測定光の位置と作動距離の調整 機器操作は、ジョイスティックによる対面式と顎台のマウス操作式(L字式)に分類されます。どちらも基本的な撮影手技は同じで、測定光が瞳孔中心に入射するように上下・左右の位置調整を行い、眼底が鮮明に写るように作動距離を調整します。中間透光体混濁がある場合は、測定光の入射位置を混濁の少ない場所にずらし、少しでも鮮明な画像が得られるようにします(図4)。中心窩だけでも鮮明に描出できれば臨床的に価値のある画像となります。①SD-OCT:RTVue-100(フォーカス値:-15.00D)②SD-OCT:RS-3000Advance(フォーカス値:-15.00D) 図3  同一眼における機種ごとのガス下OCT撮影③SS-OCT:DRIOCT-1Atlantis

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