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1章1章眼科検査をマスターしよう!眼科ケア 2020年 秋季増刊  145⿎機器操作:ピント調整と信号強度の最適化 次に、ピント調整や信号強度の最適化を行い、網膜像が鮮明になるように調整します。通常はボタンを押すことで機械が自動でピントや信号強度の調整を行ってくれますが、検者による手動での調整も必要です。断層像の高さ調整も大切で、SD-OCTでは鮮明な画像が得られる画面上方(高感度領域)に調整し、高い信号強度指数(signal strength index;SSI)を目指します。また、断層像を水平に保持することを心掛けます。断層像が傾くと、測定光の光軸に対して反射が真っすぐに戻ってこないため、信号強度が低下してインターデジテーションゾーン(interdigitation zone;IZ)などの外層ラインが描出されにくくなったり、通常では観察しにくいヘンレ線維層が写り込んだりしてしまいます。⿎患者さんへの声掛け 撮影では「まばたきをしてください。それでは撮影しますので、大きく目を開いてまばたきを我慢してください」と伝えることで、患者さんとのタイミングを合わせやすく、スムーズに検査できます。⿎結果の確認 結果の確認では、正確に中心窩や病変部位を撮影できているか、加算平均が失敗していないか、マップ解析はセグメンテーションエラーがなく正確か、などを確認します。 図4  中間透光体混濁のOCT撮影右眼に角膜点状混濁を来している症例である。①前眼部所見②瞳孔中心で撮影したOCT画像③光軸を瞳孔中心からずらして撮影したOCT画像⑳OCT検査

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