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編集にあたって林 泰子川崎医療福祉大学リハビリテーション学部視能療法学科 講師　日々の臨床業務において目に関する問題を抱える患者さんにたくさん出会います。疾患名は同じであっても、患者さんの見え方や問題点は千差万別です。そのため、私たち眼科医療に従事する者は、患者さんの視機能の状態をしっかりと把握するために適切に検査を行う必要があります。 　本書『えりすぐり動画付き 眼科検査 黄金マニュアル 現場ですぐに使えるテクニック満載』は、検査の原理や方法、結果の読み方について解説している第1章と、疾患別に検査の進め方を解説している第2章で構成されています。それぞれの項目は、臨床経験の豊富な方々に検査を円滑に進めるためのテクニックについてわかりやすくまとめていただきました。さらに、一部の検査は動画を用いて検査の手順を丁寧に解説していただきました。　2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、臨床現場にも多くの影響がありました。とくに新人や学生の教育現場には多くの制限があったように思います。本書は多くの症例を提示しながら解説していますので、眼科に勤務するスタッフの皆さんにとって身近に感じる参考書にしていただけますと幸いです。さらに、眼科に勤務することを目指して学んでいる学生の皆さんにも、活用していただけることを期待しております。　最後に、本書の執筆に携わってくださった執筆者の方々、本書を読んでくださる方々に内容がわかりやすく伝わるように編集をしてくださった『眼科ケア』編集室の方々にこの場を借りて心から感謝を申し上げます。