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呼吸器ケア 2018 冬季増刊91章気道の解剖生理1 副鼻腔は鼻腔を取り囲むようにあり、それぞれ前頭洞、上顎洞、蝶形骨洞、前・後部の篩骨洞があります。鼻腔内面には、それぞれ副鼻腔の開口部があります(図1)。副鼻腔も鼻腔同様の線毛を有した粘膜で覆われていて、これら粘膜の機能により異物は除去されるため、副鼻腔は元来、無菌な場所とされています。2.口腔 口腔とは、前方は口唇と歯列、歯肉があり、上部は硬口蓋、軟口蓋により鼻腔と分けられ、下部には舌、口腔前庭、左右は頬、後方は左右口蓋帆と口蓋垂があって、これらに囲まれた空間です(図2)。また、顎下腺、耳下腺の開口部があります。開口の程度は、顎関節の可動域によっても変化します。舌はその湿潤や軟らかさから、扱いが困難な面があります。舌根部とは、舌の後方3分の1の領域を指します。3.咽頭と喉頭 咽頭とは、鼻腔と口腔後方から、食道と喉頭の入り口までを指します(図2)。上咽頭は、口蓋のレベルより上で後鼻孔とつながっており、主に鼻腔からの気流が流入します。後部篩骨洞開口部軟口蓋上鼻甲介(切除してある)前部篩骨洞開口部中鼻甲介(切除してある)下鼻甲介(切除してある)外鼻孔鼻涙管開口部上顎洞開口部硬口蓋前頭洞蝶形骨洞とその開口部耳管咽頭口鼻前庭鼻腔内面から見た副鼻腔の開口部位図1細かい名称を覚えるのではなく、鼻腔には副鼻腔の開口部が多くあることを理解する。

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