M181650
11/16

6.適度な長さと形が決め手! 爪切り 足の爪切りは外傷のリスクがあります。よかれと思って巻き爪を深爪にすると、爪が伸長する際に炎症や外傷を誘発することがあります。また肥満や関節疾患、視力障害、爪の肥厚や変形があり、自分で爪切りを行うことが困難と予想される場合は、協力者を確保したり、医療者が行うことを伝えたりしましょう。7.足に合った靴を選ぼう! 靴内部で足がずれたり、圧迫されたりしないよう、足の形に合い、伸びやかな動きを妨げない靴の選び方を、シートを参考に指導します。職業柄、安全靴や長靴など指定されたものしか履けない場合は、中敷きを提案したり脱いだときの足の観察法を指導したりします。また、靴を履く前に内部に異物がないか確認してもらいましょう。8.足に傷ができたらすぐに洗って、相談を! 自己判断による誤った処置の危険性を伝え、家庭での初期対応を指導し、傷ができたときの相談窓口をあきらかにしておきます。フットケア外来がある医療機関であれば、その紹介をするのもよいでしょう。生活の見直しが困難な患者さんが変わる魔法の言葉     足が変われば気持ちが変わる、気持ちが変われば行動が変わる、行動が変われば未来が変わる。 元気な足は、いつまでも自分らしく楽しく生きていくうえで大切な存在です。つまり、フットケアは大切な自分と暮らしを守り、今よりもっと未来を明るくするケアだということを、言葉とケアの実践をとおして伝えていきましょう。生活足が95糖尿病ケア 2016 春季増刊199糖尿病のリスク・合併症の患者説明シート16糖尿病患者さんこそフットケアを!第章2

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 11

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です