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コンビニでの食事の選び方 24時間営業しているコンビニエンスストア(コンビニ)は、私たちの生活にとって非常に身近なものとなっています。また、独居の高齢者や若い人では、毎日の食事にコンビニを利用している人も増えてきています。コンビニは、めん類や丼もの、おにぎり、デザートなど炭水化物の品ぞろえは豊富ですが、たんぱく源となるメニューは少ない傾向があります。単品メニューにたんぱく源となるゆで卵や冷や奴をつけたり、お弁当を選ぶことをすすめましょう。 また、満腹感を得るために炭水化物の単品メニューを中心に摂取し、糖質過多、エネルギーオーバーとなり血糖値が乱れる患者さんも多いため、野菜の摂取を促すことが重要です。 最近は、和えものやサラダなど選択肢が増えていますが、やはり金銭的に敬遠されがちです。そこで、比較的コストパフォーマンスのよいカットサラダなどを用いるのも一つの方法です。カットサラダは比較的安価で数種類取りそろえられていて、スーパーの商品と大差ありません。分量が多い場合には2回に分けて食べるなど、患者さんの受け入れやすい方法を検討しましょう。 選び方のポイントとして、主食、主菜、野菜を選び、バランスよく食べることを意識してもらいます。また、ふだん食べている適切な主食量を守ることで、エネルギー調整や血糖コントロールが可能となります。第4章写真入りで患者指導につかえる!中食・外食おすすめメニューと食べ方のコツ1コンビニで1日3食(1日1,800kcal以内)滋賀医科大学医学部附属病院栄養治療部主任管理栄養士 栗原美香(くりはら・みか)174糖尿病ケア2018 秋季増刊

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