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糖尿病ケア 2019年春季増刊169糖尿病患者の体で起こるたんぱく質の変化糖尿病患者ではインスリンの分泌低下と作用低下を認めます。インスリン分泌低下により肝臓では糖新生が増大し、同時に筋肉でのインスリン作用低下によるたんぱく質異化の亢進・アミノ酸供給が増加をきたし糖新生増大に拍車をかけます。そのため、血糖値上昇の悪循環が進行します。肝臓消化管骨格筋(体たんぱく質)糖尿病悪循環体たんぱく質異化(分解)↑↑アミノ酸産生↑↑(アラニン・グルタミン)血糖値上昇の進行グルタミンアラニングリコーゲン糖新生↑↑インスリン分泌低下・作用低下アラニン(糖原性アミノ酸)グルタミン3第   章食事・運動・薬3たんぱく質の代謝・糖尿病患者の体で起こる変化

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