130181951
18/20

糖尿病ケア 2019年秋季増刊142 足浴には以下のような目的、効果があります。・足や足趾・爪の観察の機会となる・足の清潔を保持し、皮膚のバリア機能を正常に保つ・血流改善・皮膚が適度に浸軟し、軟膏などが浸透しやすくなる・リラックス効果、睡眠導入、疼痛緩和・コミュニケーションの機会となる 足浴では、皮膚の清潔を保持するとともに、足の観察や患者の足への関心具合、セルフケア状況、生活状況を観察することができます。人に足を見せることを恥ずかしいと感じる人もいるため配慮が必要です。足浴の目的足浴京都大学医学部附属病院看護部外来/糖尿病看護認定看護師◆杉島訓子(すぎしま・くにこ)第 4 章|写真と図解でまるわかり! フットケアの必須手技【ケア・指導編】•足浴バケツ(足全体が入る大きさのもの)•ビニール袋(足浴バケツに入る大きさ、45L程度) •処置用シーツ•ディスポーザブルエプロン•ディスポーザブル手袋 •温度計•ピッチャー(かけ湯を行うもの)•湯(38~40℃)•中性ボディソープ(泡タイプが望ましい。またはせっけんと泡立てネット)•ガーゼ•保湿剤•足を拭くタオル必要物品

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る