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10Nursing BUSINESS 2015 夏季増刊陣田塾はじめに、本講座の説明をします皆さん、こんにちは。今回開催する講座は、その名も「看護現場学実践講座・陣田塾:看護現場学習ファシリテーター育成プログラム」です。看護は見えにくい知です。その見えにくい知の見える化をファシリテートするファシリテーター役を養成しなければならないという思いから、「ファシリテーター育成プログラム」という名前をつけさせていただきました。全部で6日間の講座が終わったら、皆さんには「看護の知のファシリテーター」として、それぞれの職場で知をファシリテートできるようになっていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。この陣田塾で目指すところは3つあります(表1-1)。1つ目は、「経験の概念化」です。経験とは看護の仕事のことです。何年、何十年も仕事を続けても、その経験でつちかったものを言ったり書いたりできないのが実践家の特徴です。仕事はただやっただけでは年をとっただけになる、その経験を自分のなかで意味あるものにするためには、方法論がわからないとできないということを、私はある体験を通して痛感しました。経験を言ったり書いたりするためには、概念化が必要です。そこで1つ目に「経験の概念化」をあげました。ようこそ、 看護現場学 実践講座へ!

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