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13Nursing BUSINESS 2020秋季増刊評価を行い、PDCAサイクルを回しましょう(Step4)。評価については、教育プログラムを改革する段階と、研修を企画する段階において評価の方法を決定しておく必要があります。あとからでは取れないデータもありますので、どのようなデータをもとに評価をするのか事前に検討しておきましょう。また可能であれば、医療情報部などデータ処理に強い部門と協力できると、より精度が高く多角的な分析が可能となります。 一連の改革は、看護学生など未来の看護職や調査に協力してくれたステークホルダーに対しても発信しましょう(Step5)。 各施設において、求められる研修に差があるのは当然です。自施設のニーズを見極め、人材育成における明確なビジョンを打ち出すことが、院内教育改革の種となります。安易に新たな研修を取り入れるのは疲弊するだけです。自施設にマッチした最適な研修を組んでいきましょう。これからの時代に必要な院内研修を考える第1章図2教学改革基本プロセス(概念図)(文献6より引用)大学・学部が輩出すべき具体的人材像(=目標・DP)現在の教育システムによって輩出されている人材アウトカム体制・組織レベルIR体制の構築PDCAサイクルの確立学生調査・授業評価教員・職員調査プロセス全体の可視化、募集への活用IRデータ志願者数・入学者数大学ブランド調査学生調査教職員調査その他IR系データ等の集約・分析・・・・授業レベル等入試留学初年次教育キャリア教育ピアサポートインターンシップFD・SD現在実行・検討中の手段との関連付けカリキュラムレベル目標と現状のギャップを客観的に把握するリサーチギャップ=解決すべき課題実行計画の策定ステークホルダーのニーズ生徒、保護者、高校、卒業生の進路先企業や地域社会から求められている価値*ベネッセ教育総合研究所高等教育研究室オリジナル作成資料

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