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9Nursing BUSINESS 2020秋季増刊から教育現場で参加型の授業や演習が盛んに行われるようになっています。 ここで、看護基礎教育に目を向けてみましょう。カリキュラムの変遷(図1)を見ると、改正ごとに実習時間が削減されていることがわかります。実習に関しては、医療安全に対する意識の高まりから経験できる看護技術が狭まっていることや、看護師を養成する教育機関の増加に伴い実習施設の確保も課題となっています4)。専門分野に着目すると、習得しなければならない学問は改正ごとに増える傾向があり、看護基礎教育の4年制化が検討されています。その他、チーム医療の時代を背景に、学校を越えて交流を図る多職種連携教育なども進んでいるのが、現代における看護基礎教育の特徴です。 病院においては、高度急性期化、チーム医療や在宅医療の推進、患者や家族の価値観の変化、診療報酬の改訂や地域包括ケア構築などの時代の変化とともこれからの時代に必要な院内研修を考える第1章図1看護師3年課程 教育内容の変遷(文献3より引用)専門科目として看護学が独立・臨床実習が各学科目の授業に組み込まれた。(時間)6,000(93単位)(97単位)23単位36単位21単位13単位5,0004,0003,000昭和26年(指定規則制定)◆平成8年より単位制が採用された。臨地実習は1単位=45時間として算出(看護師等養成所の運営に関する指導要領について)昭和42年(第1次改正)平成元年(第2次改正)平成8年(第3次改正)平成21年(第4次改正)2,000基礎分野専門基礎分野専門分野(講義・演習)専門分野(臨地実習)1,0000専門科目は看護学のみ・精神保健・老人看護学を科目立て・授業時間数を減少・カリキュラム上のゆとりが強調統合分野の創設・各分野での教育内容の充実・看護基礎教育の技術項目の卒業時の到達度を明確化教育科目から教育内容による規定に変更・教育内容の充実・単位制の導入・統合カリキュラムの提示・専任教員の専門領域担当への変更・実習施設の充実と拡大専門分野の増加時間数計 3,375母性看護学母性看護学老人看護学在宅看護論看護の統合と実践精神看護学精神看護学老年看護学老年看護学小児看護学成人看護学小児看護学成人看護学基礎看護学母性看護学小児看護学成人看護学基礎看護学母性看護学在宅看護論小児看護学成人看護学基礎看護学看護学総論計 5,077計 3,000計 2,895計 3,000・統合分野(12単位)・専門分野Ⅱ(38単位)・専門分野Ⅰ(13単位)・専門基礎分野(21単位)・基礎分野(13単位)3,9276903101501,7708853303901,0351,035(990)(3000)1,095510360(510)(360)13単位

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