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対応のポイントつ4Q1認知機能が低下した患者さんが放尿したり便を触ったりオムツを外したりしてしまいます。どのように対応すればよいでしょうか。オムツをこまめに確認し、排泄のパターンをつかむタイミングを合わせてトイレへ誘導する水分摂取を促し、尿意を感じさせる排便をコントロールする1234オムツをこまめに確認し、 排泄のパターンをつかむ▼不快な状態にあることに気づく認知機能が低下すると排泄に関心を示さなくなったり、失禁しても気がつかなかったりします。また、尿意や便意をうまく伝えられなかったり、失禁後に気づいたりします。ベッド上で排泄し、濡れたままの状態で横になっているとだれしも不快です。ナースコールができれば看護師にオムツを替えてもらうことができますが、ナースコールができない場合、不快な状態から脱しようと自分で汚れたオムツを触ってしまい、その過程で手を1汚してしまうのです。▼排尿パターンを把握するパッドやオムツが汚れたままの状態で長時間過ごさせないようにしましょう。オムツ交換は一律に“何時間ごと”と決めるのではなく、排泄のパターンや患者さんの排泄のサインに応じて個別に対応します。排泄チェック表を付け、どのくらいの間隔でどのくらいの量の排泄があるのか排泄パターンを把握し、こまめに排泄を確認して迅速にオムツ交換します。ケア放尿したり便を触ったりする患者さん社会医療法人宏潤会 大同病院退院支援課脳卒中リハビリテーション看護認定看護師藤山美由紀(ふじやま・みゆき)Ns6(118 ) vol.14 no.02 2021

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