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編集にあたって 個人や集団、さらには在宅において病態別の栄養指導が行われています。しかし、病態に関する知識と食事に関する情報を患者に提供するだけでは、行動変容につながらないことはよく経験します。つまり、知識を伝達するだけでは患者は変わらないのです。車を安全に運転するには、車に関する知識をもつのに加え、運転する技術や交通ルールに従う態度が必要となります。病態別の栄養指導においても、病態に関する知識に加え、栄養指導の技術、患者に対する態度が必要となります。 本書では、会話形式で病態別に栄養指導のポイントとNGがわかるよう企画しました。患者にどう説明したら理解度が上がるのか、どう話せば納得度が上がり行動変容が起こるのか、また、栄養指導の際に用いてはいけないNGについて、会話形式で学んでいただければと思います。 2018年7月国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室室長坂根直樹

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