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編集にあたって 管理栄養士・栄養士が働く医療施設および介護保険施設は、無床や有床診療所から100床を超える大規模施設などさまざまであり、施設の特徴も多様です。各施設の管理栄養士の人員も施設によって異なります。しかし、基本的な業務に大きな違いはありません。 一人職場や経験年数の短い者で部門が構成されている場合、業務の疑問や不安を相談したり見直したりする余裕もなく、日々の業務に追われていることがほとんどです。 本書では、管理栄養士・栄養士として最低限知っておくべき情報、栄養食事指導の準備や心構え、NSTの役割、栄養評価方法など、栄養管理業務の基本について、みなさんが自施設の業務を振り返る機会となるような内容を目指したいと考え、企画しました。たいへんむずかしい院内交渉の仕方などは経験豊富な先生方にポイントをご教授いただき、みなさんの背中を押すものになっていると思います。また、栄養食事指導に使用できるツールは一部ダウンロードが可能となっていますので、ぜひご活用ください。 本書制作時は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大により、栄養部門でもその対応が求められました。しかし、栄養管理業務は止まることはありません。本書がみなさんの日々の業務のお役に立てることを願っています。2020年11月東京医療保健大学医療保健学部医療栄養学科准教授北島幸枝

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