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YORi-SOUがんナーシング 2021 vol.11 no.1 (5 )5“現場”でつかえるアピアランス(外見)ケア2021年版ナースだからここまでできる・考える分田貴子(わけだ・だかこ)東京大学医学部附属病院 乳腺・内分泌外科 助教/がん相談支援センター 副センター長メイン特集プラン がん治療による外見の変化は多岐にわたり、そのケアには、ウィッグ、乳がん術後用下着、ネイルケアなど、さまざまな知識や技術が必要になります。しかし重要なのは、それらを広く習得することではなく、それぞれの患者さんが、外見の変化に制限されず、少なくとも治療前と同じような自分らしい生活を送るために、何ができるかを考えることです。 本特集では、がん治療によってあらわれる代表的な外見の変化へのケアについて、基本からケアの実際、アイテムの紹介、患者さんのエピソードなど、さまざまな視点で解説しています。読者の皆さんが、今日からの外見のケアに生かすことができ、患者さんに「こういう対処法がある」という情報を伝える一助となれば幸いです。

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