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“現場”でつかえるアピアランス(外見)ケア 2021年版“現場”でつかえるアピアランス(外見)ケア 2021年版ナースだからここまでできる・考えるナースだからここまでできる・考える“現場”でつかえるアピアランス(外見)ケア 2021年版“現場”でつかえるアピアランス(外見)ケア 2021年版ナースだからここまでできる・考えるナースだからここまでできる・考えるYORi-SOUがんナーシング 2021 vol.11 no.1 (7 )7治療による見た目の変化は多岐にわたり、そのケアには、ウィッグ、乳がん術後用下着、ネイルケアなど、さまざまな知識や技術が必要になりますが、重要なのは、それらを広く習得することではありません。それぞれの患者さんが、見た目の変化に制限されることなく、少なくとも治療前と同じような自分らしい生活を送るために、何ができるかを考えることです。「こういう対処法がある」という情報だけでも、患者さんは救われる思いをされることもあります。アピアランス(外見)ケアに必要なもの筆者が所属する施設では、ウィッグなどについて、がん相談支援センターでの試着サービスや院内売店での展示・販売、さらに、複数メーカーによる月2回の院内相談会を行なっています。この会場では、ボランティアによるメイクやネイルのサービスも提供しています(図1)。これらは、筆者による「カバーメイク・外見ケア外来」も含め、すべて、東京大学医学部附属病院にかかっていない人もご利用いただけます5)。また、質問の多い項目をまとめた「外見ケアQ&A集」は、当院サイトよりダウンロードできます6)。*院内相談会は、2020年12月現在、新型コロナウイルス肺炎への感染対策のため休止中。東京大学医学部附属病院でのアピアランス(外見)ケアサービス東京大学医学部附属病院のさまざまなアピアランス(外見)ケアサービス図1*患者さんやご家族のお写真は、承諾を得て掲載*紹介する症例は本特集用に再構成したもの*掲載している製品情報などは2020年12月現在、編集部調べによる

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