130272102
7/8

患者さん&後輩指導にそのままつかえるがん薬物療法のCVポート管理Q&A ビジュアルガイド患者さん&後輩指導にそのままつかえるがん薬物療法のCVポート管理Q&A ビジュアルガイドYORi-SOUがんナーシング 2021 vol.11 no.2 (111 )71章CVポートのキホンCVポートのキホンQQ&&AA患者さん・後輩指導にそのままつかえる手術で皮下にCVポートを埋め込むことに抵抗感、恐怖感を持つ患者さんは少なくありません。CVポートの必要性や管理方法、日常生活への影響について看護師は詳しく説明することが必要です。CVポートの販売元が提供しているポートの模型や写真、パンフレットなどを用いて、患者さんがイメージしやすいよう説明しましょう。どんなしくみですか?Q2Q2●CVポートの留置位置はアクセスする血管によって変わり、前胸部、上腕、前腕などが一般的です(図4、5)。●CVポートの留置位置は違ってもカテーテルの先端は上大静脈に位置します。●CVポートはセプタム、リザーバー(内室)、カテーテルの3つの構造からできています(図6)。●セプタムの円のなかに垂直に針を穿刺することで、確実に薬液が注入されます。●穿刺する針はノンコアリングニードルといって、繰り返し穿刺してもセプタムが削られて劣化することを防ぐため、先端に角度がついたものを使用します(図7)。前胸部(左:鎖骨下静脈、右:内頸静脈)図4AA上腕部図5

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る