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今どきの若者の特徴と、今どきナースとの向き合い方・指導第1章15す。成長意欲があると見ているのか、ないと見ているのかで全く違います。B.若者のやる気スイッチはどこに? 人間には必ず成長したいという意欲やモチベーションがあります。人間には、ロボットと同じで必ず本人のモチベーションが上がる「やる気スイッチ」があるのです。指導者は、そのやる気スイッチを探し続け、押し続けるのが役割です。 ただし、いまの若者は新型ロボットだと考えてください。映画『ターミネーター』のロボットにたとえると、昭和世代の人たちは「ターミネーター1の旧型ロボット」です。旧型のロボットである昭和世代同士は、同じような場所にスイッチがありました。そのため、昭和世代が昭和世代に指導する際はやりやすい──つまり、スイッチを押しやすかったわけです。 しかし、最近の若者は「ターミネーター2の新型ロボット」です。「トレーラーにはねられたりバズーカ砲で撃たれたりしても、液晶化して再構築してしまう。また、その人の触ったとおりに変形する 「全然積極的でない」「言われたことしかやらない」などの「成長意欲がない」という色メガネ(先入観)で若者たちを見てしまうと、そのようにしか見えません。まずは色メガネをはずして、その人の良さを見るところから始めてみましょう。ホメシカ先生からのポイントレクチャー(心の色メガネをはずす)

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