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はじめにこのたびは、「ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術」を手に取ってくださり、誠にありがとうございます。この本はほかの看護技術本とは違い、看護師である私自身が臨床の現場で経験したことを踏まえて「新人看護師さんに最低限理解しておいてほしいこと。どういうときに、先輩にすぐに報告するべきなのか。そのとき、何が考えられるのか」ということを、本当に自分がプリセプターで1年生に説明するような気持ちで描（書）かせていただきました。自分自身がすごく要領の悪い新人看護師だったので、「新人看護師だったころの私がほしかった本」であり、「新人看護師さんを少しでも助けてあげられる本」というのが私のなかのテーマでした。実際に私の経験をもとに本書を描（書）かせていただきましたが、もしかするとこの本を読んでくださった人のなかには、「自分の病院と手技が違う」「物品もここに描かれているものとは違う」ということがあるかもしれません。今回紹介させていただいた内容は一例であるため、各施設で統一された実施方法に従うようにしてください（病院によって、本当に方法が違います……。ですが、患者さんへの注意点や観察点は同じなので本書を参考にしてみてくださいね）。また、薬剤の内容については2017年10月現在のものであり、今後情報が変わることがあるのでご了承ください。では、一緒に戦う気持ちで1年間頑張っていきましょう！Start!この本を通して、誰か一人でも、支えられますように！