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151胃ろう、腸ろうおよび膀胱ろうに関する局所解剖1章介して腹腔内消化管が存在する。腹膜は膀胱の頭側半分程度を覆っているが、尿貯留に伴う膀胱の膨張に伴い腹膜縁は頭側に移動する。 恥骨と膀胱前壁の間隙には疎な結合組織が存在し、膀胱前腔あるいはレチウス腔と呼ばれる。レチウス腔の腹側には腹直筋が存在する。腹直筋の腹側には強靱な結合組織からなる腹直筋前鞘が存在するが、この位置では腹直筋後鞘は存在しない。胸骨横隔膜下横隔膜筋膜食道肝無漿膜野を囲む肝冠状間膜壁側腹膜肝臓小網小網右縁の肝動脈と門脈胃網嚢上陥凹(小腹膜嚢)網嚢(小腹膜嚢)横隔膜左胃動脈網嚢孔(ウインスロー孔)腹腔動脈脾動静脈腎動静脈膵臓上腸間膜動脈十二指腸(水平部)下腸間膜動脈腹大動脈壁側腹膜(後壁)小腸の腸間膜前縦靱帯膀胱筋膜直腸筋膜仙骨前筋膜直腸膀胱窩中結腸動脈陰茎提靱帯膀胱前腔(レチウス腔)陰茎および陰嚢の肉様膜精巣鞘膜前立腺尿生殖隔膜壁側腹膜(前壁)横行結腸大網小腸腹直筋腹直筋鞘弓状線横筋筋膜臍前膀胱筋膜尿膜管(正中臍索)キャンパー筋膜スカルパ筋膜膀胱陰茎ワナ靱帯恥骨バック筋膜横行結腸間膜直腸肛門挙筋コーレス筋膜外肛門括約筋デノビエ筋膜図1.腹部骨盤部矢状断面図

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