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16・中空糸内径:200μm・中空糸膜厚:10~50μm・中空糸本数:1万本前後・有効長  :10~30cm程度・膜面積  :0.5~2.2m2・血液充填量:膜面積により異なる。1.0m2では50~80mL、2.0m2では130~140mL・耐圧   :500mmHg図1.中空糸型の構造図2.HDに求められる物質交換と分離厚生省健康政策局.臨床工学技士指定講習会テキスト改訂第2版.東京,金原書店,1990. ダイアライザの選択に際しては患者の体重、透析時間と回数、血液の生化学データ、尿毒症の程度などにより決定する。低体重患者は小さな膜面積を選択し、体重に応じて膜面積を上げていく。しかし、透析導入時(初回透析時)は不均衡症候群を防ぐためにも、最初はより小さな膜面積のダイアライザを選択し、安定期に入ったら適宜大きな膜面積に代え、透析効率を高める。さらに、透析時に血圧低下の傾向がみられる患者では、血液充填量の小さなダイアライザを使用する。また、尿毒症症状が改善しない場合は、より大きな膜面積を使用し、透析時間・回数を増やす。ポア(直径50~150Å)15~45μm血 液透析膜透析液赤血球細菌Ca,HCO₃Na,Cl,K尿素,クレアチニン,尿酸β₂-ミクログロブリン

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