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Point171糖尿病とインスリン療法に関する病態生理2章糖尿病とインスリン療法に関する病態生理2 糖尿病の成因分類を表1に示す。 また、1型糖尿病は成因別に自己免疫性と特発性に分類され、さらに発症様式によって急性発症、緩徐進行、劇症の3つに分類される。糖尿病の成因分類・糖尿病は成因と病態の両面から分類される。・1型糖尿病と2型糖尿病の特徴を理解する。・2型糖尿病におけるβ細胞機能不全。(糖尿病の)成因と病態診断が確定しても病態は多彩な組み合わせである事を忘れないこと。劇症1型糖尿病や急性発症1型糖尿病の場合、2型糖尿病でもインスリン分泌能が低下している場合にはインスリンの使用をためらわないことが重要。 用語解説表1■糖尿病の分類1.1型糖尿病膵β細胞の破壊、通常は絶対的インスリン欠乏に至る。  A.自己免疫性(GAD抗体など自己抗体が証明される)  B.特発性2.2型糖尿病インスリン分泌低下を主体とするものと、インスリン抵抗性が主体で、それにインスリンの相対的不足を伴うものなどがあり、病態は多様である。3.その他の特定の機序、疾患によるもの  A.遺伝因子として遺伝子異常が同定されたもの      ①膵β細胞機能にかかわる遺伝子異常      ②インスリン作用の伝達機構にかかわる遺伝子異常  B.ほかの疾患、条件に伴うもの      ①膵外分泌疾患      ②内分泌疾患      ③肝疾患      ④薬剤や化学物質によるもの      ⑤感染症      ⑥免疫機序によるまれな病態      ⑦その他の遺伝的症候群で糖尿病を伴うことの多いもの4.妊娠糖尿病

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