のではないでしょうか。放っておくと国が亡びるかも!(侵略は武力だけじゃないですよ。経済的な侵略もあり得ます。侵略が進めば文化がなくなります。文化がなくなれば独立した国ではなくなるのではないでしょうか)。働く人が減ることに対して、どう対策する? 「きちんと」対策すればいいのではと思ったあなたは、偉い。その通りです。じゃあ、どう対策するかですよね。その対策の1つが「働き方改革」になるわけです。少数の働く人で稼ぎを維持するためには、どうするか? その答えは、「働く人」が少なくならないようにすればいいでしょうし、仮に少なくなったとしても、少なくなっていないように対策を講じればいいわけです。「???」「何言ってますの?」という感じかもしれませんが、つまりこういうことです。1.「働く人」が少なくならないようにする 今、働けていない人を働けるようにしてあげるというのが、この意味となります。たとえば、①定年等を引き上げて、高齢者の雇用をさらに促進する②育児、介護等での退職や休職を防ぐことで、労働者数の減少を抑える③過重労働を防ぐことで労働者の健康を維持し、病気や自殺などで働けなくなる人を防ぐ④短時間労働者や派遣労働者をフルタイム労働者に転換する⑤過重な労働を防ぐことでワーク・ライフ・バランスを生み出し、労働市場への労働者の参画意欲を醸成する⑥テレワークなどを可能にすることでより働きやすくし、さまざまな労働形態での労働者の参入を促進する などなど。図━2 2030年までの日本の就業者人口のシミュレーション4)11
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