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12す。「キャリア」とは生き方であるという前提から、キャリアカウンセリングは仕事を通して生きる意味を見出すことだと考えることができます。 当法人で提供するキャリアデザインの支援は、看護職として社会の中でどのような役割をしていく人間になるのかを考えていくことを大事にしています(図)。そして、その役割を発揮するための成長の方向性を考え、過去の自分に出会いながら、自分はどうありたいのかに気づくための支援が必要です。 看護職のキャリアデザインの多くは、看護経験を通して成長していくために患者との出会いや職場での出来事を自分がどのようにとらえて、何を学ぼうとするのかという方向性を考えることになります。未来の自分に向かって歩もうとする第一歩がキャリアデザインの始まりです。オープンマインドで準備することによって、出会う偶然が幸福なキャリアにつながるという理論を提唱しているクルンボルツは「人生には保障されているものはなにひとつありません。唯一確かなことは、何もしないでいる限り、どこにもたどり着かないということです」というメッセージを発信しています1)。自分の可能性を信じて、新たな自分に出会うためのチャレンジによって将来に向かうキャリアに自然と拓かれていきます。z•引用参考文献z1)zJ. D.zクランボルツ,A. S.zレヴィン著.その幸運は偶然ではないんです!.東京,ダイヤモンド社,2005,4.・自分自身の経験やスキル、性格、ライフスタイルなどを考慮し、仕事を通じて自分自身が実現したい将来像に向かって、どのようなキャリアを歩んでいくかを主体的に考えて行動していくこと。・単なる資格の取得や職業上のコースの選択、働く時間、働く場を見つけることではなく、自分自身が将来的に何をしたいのか、どうなりたいのか、自分自身が社会の中でどのような役割をしていく人間になるのかを考えていくということ。 資格や職場や時間は手段でしかない。その働き方を通じて自分がどういう人間になりたいのかを考えていくことである。図 NPO法人看護職キャリアサポートのキャリアデザインの考え方

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