10ズバリわかる!2020[令和2]年度診療報酬改定2020[令和2]年度診療報酬改定をどう読み解く? 診療報酬の改定を作業する部署は、厚生労働省保険局医療課です。医療課の企画官を中心として医師、歯科医師、看護師及び事務官が、政策としての改定の原案を作成して、中央社会保険医療協議会へ諮問していきます。今回発表した2020(令和2)年度の診療報酬改定の概要は次のとおりです。改定に当たっての基本認識2020[令和2]年度国家予算と診療報酬改定率 消費税率のアップにより税収は増える見込みですが、国債の依存体質は変わりません。効率的な医療が求められます。 今改定のポイントは、働き方改革に限定+0.08%が上乗せされています。また、全体改定率は示されていません。 今回は特別に、勤務医への働き方改革として、診療報酬として公費126億円程度、地域医療介護総合確保基金として公費143億円程度の対応も示されています。▶健康寿命の延伸、人生100年時代に向けた「全世代型社会保障」の実現▶社会保障制度の安定性・持続可能性の確保、経済・財政との調和▶どこに住んでいても適切な医療を安心して受けられる社会の実現、医師等の働き方改革の推進▶患者・国民に身近な医療の実現
元のページ ../index.html#10