9はしてこなかったハズ.そこでぜひ,お勧めしたいのが「検定のフローチャート(図1)」の活用です.このフローチャートが示すように,看護研究に適用する検定法は,「収集データの尺度(間隔尺度か?順序尺度か?分類尺度か?)」「データを収集する群数(2群か?3群以上か?)」や,さらには「比較するデータの性質(対応があるか?対応がないか?)(パラメトリックか?ノンパラメトリックか?)」などでほとんどが決まっています.もちろん,統計学上の検定法はこれだけではありませんが,看護師が研究に使用する検定としては,このフローチャートに紹介しているものでおよそ十分と考えられています.適用する検定法を判断した後は,市販の統計解析ソフトにデータを入力し,算出された結果がp<0.05(5%未満)であれば比較する群間に統計学的な有意差(数学的な明らかな差)があると考えてよいことになっています.図1 検定法のフローチャート
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