解剖生理学導入11111111111113CHAPTER1ほなら早速、浜田君に質問してみよっかな。解剖学や生理学って何を学ぶ学問や？先生、僕をバカにしないでくださいよ。いくら何でもそれはわかります。解剖学は人体の構造、生理学は人体の機能を学ぶ学問です。さすがやな。めっちゃ優秀やん。もう何も教えることないわ。いやいや、そんなこと言わないでくださいよ。本当に僕、解剖生理学が苦手なのです。もうすぐ実習が始まるのでそれまでに基本的な知識は身に付けておきたいです。真面目やな～。まあそのうちボロが出てくるやろう。ほな、次に、解剖生理学と医療職種の関係について聞いてみよか。なんで医療系の職に就くのに解剖生理学を学ばなあかんのや？カリキュラムに定められているからです。それもそうだけど、それだけではモチベーションわかなくない？ 臨床現場で必要な知識だから学ぶのじゃない？ さっき実習に行く前に身に付けたいって言ってたじゃない。そうや。やらされてたんでは勉強は嫌になるだけや。解剖生理学ってのはな、確かに学校で定められた必修科目で臨地実習でも必要、疾患の理解にも必要、各専門領域の基礎にもなり、さらに国家試験にも出題される。でもな、人体の構造と機能というのは、本来ワシらに備わってる体について学ぶ学問や。自分の体が病気になったら嫌やし、病気にならんようにそれとなく気にかけてる。暴飲暴食はやめようとか、タバコはやめようとか、早寝早起きしようとか。まあどこまで意識できるかは個人差あるけどな。先生はアルコールがやめられませんのよ。ほっといてんか。酒はワシの生きがいや。まあそれはともかく、やっぱり自分の体のことって気になるやん。せやから人間って潜在的に体のことに興味持ってると思うねん。解剖生理学、ワシはすごく好っ解剖生理学とは
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