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ⅲ考えるようになりました。この思いを知人であり尊敬する関西出身の現役医師(呼吸器外科)の濱路政嗣氏に相談したところ、即賛同し、著者にもなってくれました。 本書で登場するのは、関西弁の先生、助手、学生の3人*です。この3人の会話形式で展開していきます。文字だと関西弁独特のイントネーションが伝わらず、威力としてはやや弱いですが、特有の言い回しやアイコンなどにより文にリズム感やコントラストが生まれ、おもしろくなったと思います。掲げた50のテーマ(要点)は、学生達との膨大な対話から“発見”したものです。正直、50個に絞ることは非常に難儀な作業でしたが…。 また本書は、特に(看護師などの)医療従事者またはそれを目指す人向けに書いた本ですが、おもしろいと感じてもらえればどなたでも読んでいただけるものと自負しております。ヒトの体の仕組みは医療従事者に限らず、一般の方でも自身および周りの方の健康を考える上で大切な知識になると思います。 それではちょっと異質な、良く言えばおもしろい、悪く言えばふざけている、そんな一風変わった解剖学・生理学の旅へあなたをお連れしたいと思います。この書を通じ、少しでも皆さんそれぞれの進む道のお役に立てることが出来れば著者として望外の喜びです。 最後に、趣旨を理解し、発刊を快く引き受けてくださった(株)メディカ出版の方々、また関西のおっちゃんのイメージを見事なまでに描写してくれたWATANABE Illustrationsの方々に深く感謝いたします。*本書の内容はフィクションです。登場する人物は実在のものとは何ら関係ありません。 2018年8月 執筆者代表 川畑 龍史

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