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はじめに 私は呼吸器内科の世界に7年ほど漬かっている呼吸器内科医です。毎日患者さんと接していると、なぜ? どうして? という医学的な疑問がたくさん湧いてきます。自分で調べて解決することもあれば、同僚のスタッフに聞いて解決することもあります。私は研修医時代から、そんな疑問点を日々メモに取って残しているのですが、それをわかりやすく解説する本を書かないかという話をいただきました。 呼吸器ってどうもわかりにくいんですよね。急性疾患から慢性疾患まで疾患の幅も広いし、症状も多彩で、患者さんの数もベラボウに多い。「メジャー内科なのにマイナー科」なんて言われることもあるくらいです。そんなちょっぴりわかりにくい呼吸器の世界に飛び込んだ若手の医療従事者が突き当たる疑問の多くは非常にシンプルです。しかし、それでいて奥が深い。呼吸が苦しいのはなぜ? どうすればいい? こんなシンプルな命題にすら現代医学はまだまだ手こずっているのです。本書では、そんな奥深い問題の一つひとつを紐解いて解説してみました。 これは主に看護師、若手医師・医学生、その他若手医療従事者の皆さんに向けた読み物です。ねころんで読める内容にするため、できるだけ退屈しないような話題を選びました。ところどころにクスっと笑える漫画も入って、より一層ねころんで読める内容にしていただきました。 本書の執筆にあたってご尽力くださったメディカ出版の江頭崇雄様に心より感謝申し上げます。また、ご協力いただいた当院ICNの大槻登季子さん、北2病棟看護師の片山優子さんもありがとうございました。いつも自宅での執筆に協力してくれる妻の実佳子、息子の直人・恵太もありがとう。2015年5月国立病院機構近畿中央胸部疾患センター倉原 優

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