302010440

12/14

12工呼吸器もあります。航空運用が可能　搬送用人工呼吸器の中には、航空機で患者さんを搬送する際に人工呼吸器が電子機器に影響を与えないことを証明する一般航空機用電子機器環境試験方法（RTCA/DO-160）に準拠し、空での運用が可能な機種もあります。防水構造　搬送用人工呼吸器は防水保護等級を取得し、多少の雨でも使用可能な機種もあります。機種によっては生活防水の中で最も高い規格である“IPX4”を取得しているものもあります。駆動源の確保　搬送中に人工呼吸器がバッテリー駆動することは少なくありませんが、バッテリーが切れてしまうと人工呼吸器は停止してしまいます。搬送用人工呼吸器には一般的な商用電源だけでなく、車のシガーソケットで動かすことのできる機種もあります。また、バッテリーの種類も内部バッテリーだけでなく、外部バッテリーや交換が可能なバッテリーパックなど、ありとあらゆる方法で安全な電源確保を行います。4．在宅用人工呼吸器在宅人工呼吸療法への最適化　在宅で人工呼吸器を使用する際に特に重要なのは、そのサイズと重量です。最近の在宅用人工呼吸器はとてもコンパクトになっています。さらに小さくなったにもかかわらず、コンプレッサーとバッテリーを搭載することで、多少の停電であっても問題なく駆動可能です。さまざまな解析システム　在宅用人工呼吸器は、トレンドやイベントログといった人工呼吸器装着中の情報を保持してくれます。この機能により専用のソフトを使うことで日々の経過や呼吸状態、さらには呼吸パターンまで解析することが可能です。ログは長期になれば1年分くらいしっかり保存してくれるので安心です。5．高圧配管型NPPV（ICU、救急室など）安定した酸素濃度供給が可能　高圧配管型NPPVには、トリガーシステムやグラフィックモニターなど挿管用の人工呼吸器にも負けないさまざまな機能が追加されていますが、何よりも安定した酸素濃度を供給できるのが一番の特徴になります。