10【1時間目:病態の授業】直径0.2mmの肺胞を拡大してみましょう それでは、肺胞で何が起こっているかを見てみましょう。図3は、直径0.2mmの肺胞数個を拡大したものです。さらに、肺胞の端っこをちょっと拡大すると図4のような感じです。 肺胞の壁には、たくさんの毛細血管がびっしりとくっついていることがおわかりいただけるかと思います。肺胞とその周囲の血管・血液の間で、酸素と二酸化炭素のやり取りが行われているわけですね。 さらにこの壁の部分を拡大してみます(図5)。これは肺胞の本当にごくごく一部分です。 肺胞の直径0.2mm=200μm図3 肺胞の拡大イメージ毛細血管 肺胞腔 肺胞の直径0.2mm=200μm肺胞上皮血管内皮毛細血管 肺胞腔図4 肺胞のさらに先端の拡大イメージ肺胞の壁には毛細血管がびっしりとくっついています。図5 血液空気関門赤血球の進むスピードをわざと遅くすることで、効率良く酸素が受け渡されています。
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