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7ひと目でわかる疾患別診断・治療のポイントINTRODUCTION 1ひと目でわかる疾患別診断・治療のポイントCase 1房室結節回帰性頻拍(AVNRT)P.148〜167AVNRT : AtrioVentricular Nodal Reentrant TachycardiaAVNRTはアブレーションの適応となる頻拍の代表で通常narrow QRS(幅の狭いQRS)の頻拍発作として認めます。narrow QRS頻拍の大部分は発作性上室頻拍(PSVT)であり、アブレーション治療の対象となる発作性上室頻拍の90%以上がAVNRTと房室回帰性頻拍(AVRT)です。INTRODUCTION1●12誘導心電図●通常型AVNRTnarrow QRS(幅の狭いQRS)でP波もハッキリしないのが特徴。伝導が遅くて不応期の短い“slow pathway”を順行性に、伝導が速くて不応期の長い“fast pathway”を逆行性に伝導して、その間で回帰(リエントリー)旋回して頻拍が起こっている状態。診断 主にAVRTとの鑑別が重要です。治療の実際 slow pathwayを焼灼!● 室房伝導の確認 心室刺激を与えた際に心房への逆伝導が、どこを介してかを(ヒス束なのか? ケント束なのか?)見極める! VA conductionP.154 decremental conductionP.156● 通電部位& 通電部位の電位 ヒス束より離れた冠静脈から中位中隔の三尖弁輪部で、slow pathway potentialの確認できる場所● 通電中の反応 安定したaccelerated junctional rhythmが出現して、室房伝導(fast pathwayの伝導)を認める● end point 二重伝導路の消失、ワンエコーまでで誘発不能P.160P.160P.165P.164P.163● 中隔ケント束との鑑別 ヒス束に近い部位(中隔)にあるケント束との鑑別を行う。 ParaHisian Pacing● 誘発後の確認検査(AVNRTとAVRTの鑑別) PVCスキャン● 二重伝導路の確認 伝導速度と不応期が異なる2本の伝導路が存在するか確認する。 ジャンプアップ現象の有無!P.156
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