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3発刊にあたり 西日本コメディカルカテーテルミーティング(WCCM)は、京都大学大学院医学研究科循環器内科学教授 木村剛先生を顧問として2010年6月に発足しました。これまでに延べ4,000人の方々にご参加いただき、毎回、大盛況となっています。これも、参加してくださった方々をはじめ、スタッフ、ご協力いただいた企業の皆さまのお陰と感謝しています。また、事前登録の段階で満席となり、申し込みができなかった皆さまには心よりお詫び申し上げます。 今回の書籍刊行に向けては、参加いただいた方々から「講演内容をもっと詳しく知りたい」との嬉しい要望を数多くいただき、スタッフ一同で議論し、今までにない“コメディカルによるコメディカルのためのWCCMらしいカテーテルの本”を作ろうと取り組んできました。WCCMは、循環器に携わる多職種のコメディカルが、職種や地域を超えて幅広く知識を習得し、患者本位のチーム医療の向上がコメディカルの力でできないかと考え発足した会です。当時、コメディカルのみで開催している会は数少なく、手探りで始めました。医師のみで治療を行っているのではなく、コメディカルの力で1人でも多くの循環器疾患患者を治療できないか、コメディカル同士が情報を共有することにより西日本の医療の向上に繋がらないか、と熱い思いをもったスタッフたちが集まり活発なディスカッションを繰り返してきました。この熱い思いが今回の書籍になったと言っても過言ではありません。本書には至らない点も数多くあると思いますが、少しでも皆さまの日常業務の参考になれば幸いです。また、今後のWCCMにもご参加いただき、ご意見やアドバイスをいただきたいと思います。 本書が皆さまの活発なディスカッションや、他職種、他施設を知る一つのきっかけになれば幸いです。2016年10月公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院 臨床検査技術部WCCM代表世話人清水速人

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