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患者さんに説明できる? 循環器の解剖のキホン51章患者さんに説明できる? 循環器疾患のキホン心臓はどうやって血液を送り出すの?〜心筋について説明しよう〜心臓の筋肉が動いて、血液を押し出しています。 心臓は、全身に血液を送り出すポンプの働きをすると言いましたが、心臓から血液をポンプのように押し出すために、心臓の筋肉が動いています。これを「心筋」といいます。右心室の心筋は2〜3mmであるのに対し、左心室の心筋は約10mm(7〜12mm)あります。これは、体中に血液を送る左心室は特に大きな力が必要となるため、筋肉が厚くなるからです。心筋ががんばるよう追い込まれて、 がんばりすぎると…… 高血圧が続くと、左室がいつも以上にがんばって血液を出す必要がありますので、筋トレのように左室心筋が分厚くなります。これが左室肥大です。   2章 p.38   ほかに心筋に関係する病気として、心筋が感染を契機に炎症を起こして収縮が低下する「心筋炎」、もともと心筋が厚い・薄いといった「肥大型心筋症」「拡張型心筋症」があります。   6章 p.240 通りにくい!せまい!早く行こうよ~どんどん押さなきゃがんばってるのになかなかちゃんと送り出せない!心室筋心臓から血液を送り出すため、ポンプの動きを担います。左心室右心室

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