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循環器ってどんなイメージをお持ちですか? いろいろな診療部門のなかでも、重症患者さんが多い…急変が怖い…薬が複雑…というような印象ではないでしょうか? そんなイメージのなか、希望で循環器に配属された方もいれば、そうでない方もいらっしゃると思います。実は、循環器病棟は新人看護師には人気の病棟なんです。はじめに循環器を理解していれば、その後どこの病棟に配属されても怖くない、心電図が読めるって強み、看護師として成長できるといった思いが多いのでしょう。北野病院でも、毎年不安とドキドキの入り混じった顔の新人看護師たちを迎えています。入職してからは、毎日のように心臓カテーテルの検査や治療の看護に必死になっています。そんななかでも、この本に書いてあることを徐々に覚え、患者さんに寄り添える看護師に成長していく姿は、先輩看護師からみるととてもうれしく思います。近年、国民の健康への関心は高まり、健康や疾病予防に関するTV番組も増えてきました。健康にいいとされる食品が紹介されると、すぐに売り切れるといった現象がおきています。すでに長寿大国の日本ですが、ただ長生きをするのではなく、健康で長生きしたいという思いがあるのでしょう。心疾患にかかると、その願いはかなわないのでしょうか? 確かに、通院が必要だったり、内服を続けなければいけないなど、生活の制限を強いられることがあります。とくに心不全患者さんは、入退院を繰り返すことも多いです。健康とはいえないでしょう。それでも、その人がその人らしく生活することはできると思います。そのためには、私たち循環器チームが患者さんにとって必要な支援は何かを常に考え、サポートしていくことが必要です。そんな循環器チームの一員として、活躍できる看護師への第一歩として、この本がお役に立てればという思いで執筆しました。読んでいただくのははじめのページからでも、気になるページからでも、1日1ページでもかまいません。循環器に配属された新人看護師の間で、「あれ読んだ?」「あれ、わかりやすかったよ」と活用してもらえるような本になれば幸いです。みなさんを応援しています。2018年10月公益財団法人田附興風会医学研究所 北野病院 執筆者一同『循環器に配属ですか?!』を手にしていただいたみなさんへ

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