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循環器病棟ってどんなとこ?7章1心臓が異常なリズム(調律)となることをまとめて不整脈といいます。心房期外収縮・心室期外収縮・心房細動・心房粗動などの緊急性がそれほど高くないものから、心室頻拍・心室細動などの致死性不整脈まで、さまざまなタイプがあります。症状は?不整脈のタイプにより異なります。おもに動悸、倦けん怠たい感かん、息切れ、胸痛、めまいなどです。意識消失や失しっ神しんがおこる場合もあります。不整脈の患者さんP.32心臓のポンプのはたらきが低下し、心臓から血液が送り出せなくりなり、肺や体静脈系にうっ血をきたした状態。左心不全は、肺循環系にうっ血が生じた状態。右心不全は、体循環系にうっ血が生じた状態。症状は?左心不全は、呼吸困難症状、動悸、頻脈、全身倦怠感、意識障害、冷汗、四肢冷感、乏ぼう尿にょうなどがあります。右心不全は、頚静脈怒ど張ちょう、浮ふ腫しゅ、体重増加、腹部膨ぼう満まん感かんなどがあります。心不全の患者さんP.46心不全高血圧心筋症先天性心疾患不整脈弁膜症心筋梗塞心不全の原因となるさまざまな疾患いろいろな不整脈正常リズム(洞調律)心房期外収縮(PAC)心室期外収縮(PVC)心房細動(AF)心房粗動(AFL)心室頻拍(VT)心室細動(VF)循環器病棟のおもな患者さんの特徴・注意点こんな患者さん特徴・注意心電図モニターを装着入院中は心電図モニタリングが必要なケースがほとんど。ノイズが入ったり外れてしまうこともある。皮膚トラブルにも要注意水分制限が必要心不全の治療として、水分制限を行う場合がある。口こう渇かつでがまんできない患者さんには氷で口をうるおしたりすることもある利尿薬による頻尿利尿薬により尿量や尿回数が増える。尿意により不眠となる患者さんもいるため、排尿援助が必要糖尿病・透析患者さん心臓病の患者さんは、糖尿病や腎臓病を併発していることも多く、透析治療をしている方も多い。血糖コントロールや塩分制限など食事指導も行うたくさんの薬を内服循環器にかかわる薬剤は多く、内服量の調整や変更がある。正しく服用できるように指導が必要出血傾向がある血栓症の予防のために、抗凝固薬や抗血小板薬を使用することが多く、出血傾向にある。採血などのときには、止血の確認が大切再入院を繰り返す心臓疾患は生活習慣病との関連もあり、自己管理不足による心不全の悪化や冠動脈の再狭窄などで再入院する患者さんも多い労作時の息切れ、喘ぜん鳴めい、起き坐ざ呼こ吸きゅう、発作性夜間呼吸困難練習では失敗してもだいじょうぶ! 自信をもってできるまで練習してね。

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