本書の特長と使い方1部の循環器の治療薬では、①~⑦の項目を掲載しました。①薬剤名:一般名と代表的な商品名(後発品含む)②投薬方法:投薬方法を7種類のアイコンで示しました。 内服③QRコード®:主な薬剤の添付文書が読み取れます。④薬の詳細:「薬価」「効果発現時間」「適応」など、薬剤についての必携知識を解説しました。●薬価:アミサリンⓇ錠125mg 10.1円・250mg 12.9円、アミサリンⓇ注100mg 94円・200mg 94円●効果発現時間:内服:投与後約45分で最高血中濃度に達し、以降は1相性に消失する。静注:投与直後に最高血中濃度となり、2相性に消失する。●適応:内服:期外収縮(上室性、心室性)、急性心筋梗塞における心室性不整脈の予防、新鮮心房細動、発作性頻拍(上室性、心室性)の治療および予防、発作性心房細動の予防、電気ショック療法との併用およびその後の洞調律の維持、手術および麻酔に伴う不整脈の予防、陳旧性心房細動。静注:期外収縮(上室性、心室性)、発作性頻拍(上室性、心室性)、手術および麻酔に伴う不整脈の予防、心房粗動(静注のみ)、陳旧性心房細動。●禁忌:刺激伝導障害(房室ブロック、洞房ブロック、脚ブロックなど)、うっ血性心不全、併用禁忌薬投与中の患者さん、重症筋無力症。●慎重投与:うっ血性心不全、基礎心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症など)、低血圧、重度肝腎機能障害、気管支喘息、高齢者、低カリウム(K)血症。●併用禁忌:モキシフロキサシン塩酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物、アミオダロン塩酸塩、トレミフェンクエン酸塩。●併用注意:スニチニブリンゴ酸塩(QT延長や心室頻拍を起こす)、アミオダロン塩酸塩経口薬(プロカインアミド塩酸塩の不整脈作用を増強させるため用量を調節する)、β遮断薬(過度の心機能抑制作用をきたす)、シメチジン(不整脈作用を増1.1. 一般名プロカインアミド塩酸塩商品名:アミサリンⓇ錠、アミサリンⓇ注アミサリンⓇ錠内服 アミサリンⓇ注 16①②③④循環器の治療薬1部4
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