⑤投与管理のポイント:「投与管理」「観察・アセスメント」「患者さんへの説明」などのポイントを解説しました。⑥くすこれ3ポイント!:とくに重要な「循環器看護・ケアのポイント」を3つにまとめました。⑦Topics:押さえておきたい情報をトピックスにまとめました。抗不整脈薬第1章強させるため用量を調節する)、サルファ剤(サルファ剤の抗菌作用を減弱させる)。●作用:Ⅰa群抗不整脈薬であり、ナトリウム(Na)チャネルと一部Kチャネル遮断作用により、脱分極抑制、再分極延長による不応期の延長で不整脈を抑制する。●副作用:心室性不整脈、全身性エリテマトーデス(SLE)様症状(発熱、紅斑、筋肉痛、関節炎)、無顆粒球症。投与管理のポイント●新規不整脈を誘発する可能性がある。致死性不整脈だけでなく、PQ延長、QRS増大、QT延長、徐脈、血圧低下などの異常所見にも注意する。●頻度としては低いがSLE様症状、無顆粒球症などの副作用もある。SLE様症状としては紅斑や筋肉痛が見られる。無顆粒球症の初期症状としては発熱、倦怠感、咽頭痛があり血液検査で定期的に白血球分画を測定する。●腎排泄であり、腎機能低下時では代謝産物によるQT延長が著明に出ることがある。心室細動などの致死性不整脈の副作用があるため、持続的な心電図モニターでの監視が必要。徐脈、血圧低下、QT延長などの心電図変化に注意する。SLE様症状(紅斑、筋肉痛)、無顆粒球症に注意。腎機能低下例ではQT延長に注意。❶❶❷❸❸血行動態の保たれた持続性のwide QRS頻拍に対して、プロカインアミド塩酸塩静注群はアミオダロン塩酸塩静注群と比較して、重大な心関連副作用が少なく、有効性も高かったとされる1)。(井土智嗣)循環器の治療薬1部17016-017_kusujun_YSM_04.indd 17016-017_kusujun_YSM_04.indd 172021/02/22 14:112021/02/22 14:11ストロングスタチンのみではLDLコレステロールが目標値まで下がりきらない場合に併用される。スタチンは肝臓でのコレステロール合成を阻害するのに対し、エゼチミブは小腸でコレステロールが食物から吸収されるのを抑制する。アトルバスタチンカルシウム水和物、ロスバスタチンカルシウムとゼチーアⓇ錠との合剤はそれぞれ「アトーゼットⓇ」、「ロスーゼットⓇ」として処方可能である。❶❶❷❷❸❸助産師’s Check!助産師’s Check!Nurse’s Check!Nurse’s Check!106.106. 一般名エゼチミブ 商品名: ゼチーアⓇ錠●適応:高コレステロール血症に対して使用する。●用法・用量:1日1回10mgを食後に内服。●副作用:便秘・下痢などの消化器症状が出ることがある。また因果関係は不明だが、横紋筋融解症の報告もあるようである。エボロクマブ2部の関連薬剤では、「薬剤名」「投薬方法」「くすりの詳細」「Nurse’s Check!」を掲載しました。⑥⑤④⑦関連薬剤2部5
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