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11はじめての消化器外科看護術前管理のポイント第１章術前に中止が必要な薬剤の確認おもな術前中止薬種類・商品名術中・術後への影響休薬時期（参考）●●抗血小板薬：パナルジンⓇ，プラビックスⓇ，バイアスピリンⓇ，バファリン配合薬，エパデールS出血傾向リスク手術前7〜14日/ジェネリック医薬品の場合，名称が異なるため要注意●●抗血小板薬：プレタールⓇ，オパルモンⓇ，ドルナーⓇ出血傾向リスク手術前1〜3日●●抗凝固薬：ワーファリン出血傾向リスク手術前3〜5日/中止後はヘパリンコントロールを実施●●性ホルモン製剤・低用量ピル：エストリールなど静脈血栓症リスク手術前4週間●●骨粗鬆症治療薬：エビスタⓇ，ボナロンⓇなど静脈血栓症リスク手術前3日●●降圧薬：β遮断薬，ACE阻害薬，アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬低血圧を助長手術前24〜48時間●●経口血糖降下薬：低血糖リスク食事の中止に合わせて/術後はインスリンコントロールが好ましい●薬剤の中止が不十分な場合，手術の延期や退院が必要になることがあります．●薬剤師とともに内服履歴やお薬手帳を確認し，入院直後から確実に薬剤の中止が実施されているか確認します．●術前の栄養管理で重要なのは，低栄養状態の改善です．●急激なやせや肥満は，術後の回復の遅れや合併症の発症につながります．不十分十分使用可使用不可栄養評価経口摂取経口栄養経腸栄養半消化態栄養剤成分栄養剤消化態栄養剤末梢静脈栄養中心静脈栄養消化管静脈栄養十分不十分長期短期消化吸収腸管不使用期間（一般食）常食　軟菜食分粥食流動食（特別食）エネルギーコントロール食たんぱく質コントロール食脂質コントロール食　など薬品食品栄養療法の選択術前に栄養指導が必要かどうかの確認6カ月で10%以上の体重減少（慢性的栄養不良）2週間で2%以上の体重減少（短期的栄養不良）肥満（BMI≧25kg/ｍ2）2週間以上続く消化器症状チェック項目