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2消化器外科病棟に入院するのは,多くは待機手術を受ける患者です.消化器疾患の手術においては,手術部位や術式が違っても手術に関連した処置などの考え方は重複する項目が多くなります.そのため,まず消化器外科手術一般の標準看護計画とパス・看護のポイントについて解説します.看護目標の経過チャート術 前術 後手術に関する不安を軽減する合併症を起こすことなく経過する目 標 1目 標 2看護計画(術前)#1手術に関する不安手術に関する不安を軽減するO-1 バイタルサインO-2 既往歴・治療状況O-3 持参薬の確認O-4 アレルギーの有無(食物・ゴム・薬物・金属),禁忌薬確認O-5 検査データO-6 喫煙歴O-7 症状の有無と程度(胃部不快感・嚥下困難感・食事摂取量低下・疼痛)O-8 排便状況O-9 食事摂取状況O-10 睡眠状況O-11 性格傾向O-12 不安の徴候と程度O-13 コーピングパターンO-14 キーパーソンとサポートシステムO-15 家族的・社会的役割とライフスタイルO-16 手術に関する説明内容と理解状況O-17 食事管理,術前オリエンテーションの必要性と理解状況T-1 訴えを傾聴し共感的態度,受容的態度で対応するT-2 不安が強いときは家族の協力を得るT-3 患者・家族との信頼関係作りT-4 必要時,呼吸訓練(コーチ2®の指導)開始T-5 適宜医師からの説明を依頼し,理解度の確認と不足部分の補足を行うT-6 輸液,経管栄養で栄養状態の改善を図るT-7 十分な睡眠・休息がとれるよう調整するE-1 不安や疑問に感じることは表出してよいことを説明するE-2 術前オリエンテーションの実施E-3 症状出現時・増強時はすみやかに伝えるよう説明する目 標消化器外科手術一般標準看護計画

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