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7リプリ)。でも最近体得した営業スマイルをフル活用して、オペ室からの申し送りを聞きます。オペ看「○○さん。膵臓癌で膵頭十二指腸切除を予定どおりやってきました。術中とくに問題ありません。再建はチャイルドでー、ドレーンはWinslowと膵腸吻合部、あと膵管チューブが入っています」おっと難しいことをいろいろ言いはじめたぞ。とくに「ドレーンは──」以降のクダリがよくわからない。ふと患者さんを見ると、数本の管、排液バッグが接続されている。こんなこと言ってはいけない。わかっている。わかっているが、言いたい。「なんでこんなに何本も管があるの? メンドクサイじゃないの」と。今この本を手にとられたあなたの周りには、こんなけしからん考えの医療者はいないでしょう。でも万一、そんな不届きものがいたとしたら、優しく教えてあげてください。この本を読めば、ドレーンが大事な役割を持っていることがわかるよ、と。

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