302040340
10/12

10はじめての消化器内視鏡看護消化器内視鏡の基礎知識⨋●この部位に発生する病気の診断・治療を行います.⨋●肛門から内視鏡を挿入し,大腸粘膜に発症する病変の診断・治療を行います.⨋●小腸に発生する腫瘍や炎症性疾患に対する診断・治療を行います.⨋●おもに小腸の観察に用いられます.⨋●約25mm大のカプセルを飲むことで非侵襲的に小腸の観察が可能です.⨋●近年,大腸内視鏡検査が困難な場合に大腸カプセル内視鏡が用いられることがあります.⨋●小さな鉗子などを使って生体組織を採取します.⨋●この組織を顕微鏡で観察(病理検査)することで,細胞の良悪性の判断をすることが可能になります.⨋●内視鏡的逆行性膵管胆管造影(ERCP)という,X線像などを組み合わせた検査が行われます.⨋●十二指腸までスコープを進め,その先は内視鏡の先端から造影カテーテルという細いチューブを膵管や胆管に挿入,造影剤を直接注入してX線像を撮影します.⨋●超音波装置を使用した内視鏡で,消化管の内腔から超音波検査を行います.⨋●体表からの超音波検査と異なり,胃や腸内の空気や,腹壁,腹腔の脂肪,骨などが妨げにならず,高い分解能の超音波観察をすることが可能です.食道胃横行結腸小腸(回腸末端)おもな検査上部消化管内視鏡検査(→p.50)小腸内視鏡検査(→p.79)カプセル内視鏡検査(→p.81)大腸内視鏡検査(→p.60)組織採取(生検法→p.25,69)できること膵臓・胆道内視鏡検査(→p.74)超音波内視鏡検査(→p.72)内視鏡で行うおもな検査

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る