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11はじめての消化器内視鏡看護消化器内視鏡の基礎知識第1章内視鏡で行うおもな治療●内視鏡で行う検査には,対象とする臓器によってさまざまな種類があります.●検査と治療は個別に行われることもありますが,検査→治療と連続して行われることも少なくありません.⨋●筋層に障害を与えずに,粘膜下層の深さで病変を切り取り,組織を回収します.⨋●EMRやESDは開腹手術に比べて患者さんの肢端の負担が非常に軽く,早期のがんに対する標準治療の一つです.⨋●ESDはEMRと比べて広い病変を切除可能です.⨋●胃潰瘍や十二指腸潰瘍などで消化管が出血している場合に,さまざまな方法(熱凝固やクリップ,ピンポイントな薬剤注入など)で止血することができます.⨋●内視鏡の鉗子には,胆道にできた胆石を砕いたり,取り出したりすることができるものがあり,内視鏡やX線下で確認しながら行います.⨋●身体内にある異物(誤って飲み込んだ魚の骨・義歯・PTPシート・ボタン電池など)を内視鏡で探し,鉗子で取り出します.治療の種類内視鏡的ポリープ・腫瘍切除術(→p.84,88)砕石・採石(→p.106)止血(→p.92,94,98)異物除去(→p.115)できること

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