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BRAIN NURSING 別冊 11解剖生理1語感で覚えるブローカ野一次運動野(中心前回)角回一次感覚野(中心後回)ウェルニッケ野■語感で覚える!シルビウスとは、オランダ・ライデン大学医学部教授のフランシスクス・シルヴィウス(1614-72)の名から付けられたといわれます。日本語では、外側溝とよばれます。脳を外表面から見たときに、中心溝とともに目立って見える溝の一つです。シルビウス裂は、中心溝とつながっていることが多くあります。また、裂を溝とよぶことがあります。 ■機能を覚える!シルビウス裂は、中心溝とならび前頭葉、頭頂葉、側頭葉を判別する重要な指標になります。左のシルビウス裂の後端が障害されると、言語の想起の障害、錯語、失名詞、復唱の障害といった失語症状が生じます。シルビウス裂を挟んで前側の言語野はブローカ野、うしろ側の言語野はウェルニッケ野とよばれます。この2つの領域のどちらが障害されたかにより、症状が大きく異なります。シルビウス裂【しるびうすれつ】Sylvian fissure■語感で覚える!中心溝は別名、ローランド裂ともよばれます。ローランド裂の名は、イタリアの解剖学者ルイジ・ローランドにちなんで名付けられました。“中心”の名のごとく、脳の中心に見られる溝です。中心溝の前方は一次運動野、うしろには一次感覚野が隣接しており、脳の画像を見る際、脳のう回かいの位置関係を同定するために大事な目印になります。 ■機能を覚える!中心溝の前壁の一次運動野(中心前回)は、体の各部位へ筋肉を動かすための情報を送っています。後壁にある一次感覚野(中心後回)は、体の各部位から感覚情報の入力を受け取る領域になります。中心溝【ちゅうしんこう】Central sulcus
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