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血栓溶解薬第1章円/600万単位、90,534円/1,200万単位、183,511円/2,400万単位)。投与管理のポイント適応表を用いて禁忌項目がないことを確認し、rt-PAを0.6mg/kg投与する。溶解液は付属されており、換算表を用いて行う。総量の10%は1〜2分間で急速投与し、その後残りを1時間で投与する。現在は発症4.5時間以内まで適応が拡大されている。MRI検査のFLAIR画像で虚血性変化が明瞭でない場合、発症4.5時間以内の可能性が高い。2018年、WAKE-UP試験の結果が報告され、起床時に発見もしくは発症時刻不明で、拡散強調画像の虚血性変化がFLAIR画像で明瞭でない症例に、発見から4.5時間以内にアルテプラーゼ投与を開始した場合、転帰良好が有意に多い結果であった1)。この結果を受けて、発症時刻不明の脳梗塞に対しても、条件付きでrt-PA静注療法は適応となった。適応は最終無事確認時刻から4.5時間以内、もしくは発見から4.5時間以内でミスマッチを有する脳梗塞患者。投与後は出血性合併症に注意。効果は転帰良好な患者を通常治療と比較し約1.5倍に増やす。❶❶❷❷❸❸軽症脳梗塞患者(NIHSS5点以下)に対しては、出血性合併症の可能性があるrt-PAを投与すべきか、答えは出ていない。現時点では症例ごとに、rt-PA投与のメリット・デメリットを検討し総合的に判断する必要がある。(鈴木健太郎・木村和美)疾患別の薬1部19

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